NCマクロプログラムについて

類型加工(似た形状でありながらも少しづつ寸法が違う加工)が多い場合などで活躍するのがNCマクロプログラムです。
例えば下記のように、マクロ変数に寸法をセットするだけで寸法違い形状の加工を行えるようなプログラムを効率よく作成できるようになります。
都度NCプログラムを編集する方法では作業効率が低下しミスも出やすくなってしまいます。

G28X0Y0Z0  ( ***MACRO MAIN SAMPLE*** )
N0001 T10 M06 (DRILL)
N0002 G00X0.Y0.Z25.
N0003 G01Z0.
N0004 G00Z120.
N0011 T01 M06 (ROUGH)
N0012 G00X0.Y0.Z5.
N0013 G65A7.5B40.C1.D1.P6666
N0014 G00Z120.
N0021 T02 M06 (FINE)
N0022 G00X0.Y0.Z4.5
N0023 G65A7.5B40.C1.D2.P6666
N0031 T03 M06 (OUTER)
N0032 G00X0.Y0.Z17.0
N0033 G65A6.0B50.C1.D0 P6666
N0034 G00Z120.
N0040 M30

O6666  ( ***MACRO SUBPRO SAMPLE*** )
G41G01X[#1+#2]Y0D#7
#10=0.
WHILE[#10 LE 360.*3.]DO 3
(TROCHOID CURV)
G01X[#1*COS[#10]+#2*COS[#10/3.]]Y[#1*SIN[#10]+#2*SIN[#10/3.]]
#10=#10+#3(STEP)
END 3
G40
G00X0Y0
M99

IF・WHILE等の制御文、四則演算、三角関数、G65サブプロ呼出しなどの機能により、複雑な形状をした板カムなども加工することができます。

工具交換の前後にいつも同じように指令するシーケンスがある場合、入力ミスを避けるために工具交換マクロを準備することも多くありますが、例えばM66をMコードのマクロ呼び出しに設定し、TxxM66指令で工具交換マクロプログラムを実行させる、といったこともできます。

このほかにも定型的な加工面の割り出しや、位置確認のプローブ動作等にもマクロが使われています。

NCVIEWはマクロデバッガにより、こうしたマクロ動作の正確なシミュレーションと効率的なデバッグ環境を実現し、マクロによる加工の検証効率を向上できます。


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