加工時間の予測精度を向上させる

「いつできあがるの?」
このシンプルな質問に、すぐに答えられる製造業者は意外と少ないものです。
特に機械加工の場合、多くの変数が加工時間に影響を与え、その予測を難しくしています。

加工時間の把握は、生産効率とコスト削減のために欠かせない要素です。
実際の加工作業に入る前に知っておくことで、より正確な計画を立てることができます。

本コラムでは、NCVIEWを使用して総加工時間を把握する方法と、その精度を上げるテクニックについて説明します。

シミュレーション前に総加工時間を予測

NCVIEWには工程表を作成する機能があり、この工程表を用いて加工時間の予測ができます。
工程表はシミュレーション実行前に作成できるため、簡単に加工時間の見積もりが得られます。

工程表は工具交換から次の工具交換までをひとつの工程とし、工程毎に集計した情報を表形式で出力するため、工程毎の加工時間も確認できます。

NCプログラム中の工具軌跡、送り速度、ドウェル、工具交換などの情報をもとに、NCVIEWは加工時間を計算します。
しかし、機械にはそれぞれ独自の性能と特性があり、これがシミュレーションと実際の加工時間との差を引き起こすことがあります。
例えば、ある機械では高速で精密な動作が可能でも、別の機械では加減速に時間がかかるかもしれません。

機械固有の特性をシミュレーションに活かす

この問題に対処するため、各機械の性能データを収集し、シミュレーターの設定に反映させることが重要です。
これにより、シミュレーションは各機械の特性を考慮した、より正確な加工時間を予測できるようになります。

NCVIEWでは、加工時間算出のために多くのパラメーターを設定することが可能です。
たとえば、加減速の影響を考慮するために、早送り速度最大値のほかに、最大速度に達するまでの時間、軸切り替え時間を設定することができます。

その他にも、クーラントON/OFFにかかる時間、アタッチメント交換時間、主軸回転・停止に要する時間、特定のMコード実行時の所要時間など、多様な設定が可能です。

まとめ

シミュレーターを用いると、実際の加工前に加工時間の予測ができます。
予測精度を向上させるためには、各機械の性能データを収集し、シミュレーターに反映させることが重要です。

機械固有の特性を活かして、ぜひ生産性向上に役立ててください。


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